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また買ってきたよ。
2007年 08月 11日 |
以前、某友人が、
「東京創元で育ったやつはジャンルとかに対して雑食になるけど、早川で育ったやつはえり好みをするようになる」
とか申してまして、その時は「いや、そんなことないんじゃない?」とか思ってましたが、
最近、とみにそう思うようになったまいりました。
そんな私はアイザック・アシモフの"I, Robot"の対訳なら早川書房の小尾芙佐版『われはロボット』を強くお勧めいたします。映画版は面白いけどありゃ別もんだ。

そんなわけで(?)今回、訳の違いの妙を楽しむために某新古書店でガストン・ルルーの"Le Fantome de l'Opera"の対訳を以前読んだ東京創元版につづいて早川書房版のものも手に入れてまいりました。見た感じ早川のほうがこざっぱりしてそう……(フォントのせいかもしらんけど)
ただこの作品に関しては、どこの翻訳を読もうと最後は「なんかわかったようなわからんような」に落ち着く気もしますが。

ついでに一緒に105円の棚に落ちてきていたT.Hホワイトの『永遠の王』も入手。
これはアーサー王物語ものなのですが、ううむ、やはり贔屓のエレイン姫はここでも不幸まっしぐらです。ていうかいろんな意味で輪をかけてひどい。だれかあの人を幸せにしてやってください……(ランスロットではやっぱ無理です)orz
ただこの作品はオチというかラストがいいのです。ウォーリックのサー・トマスの綴った物語はちゃんといきてんだぁ。
マリオン・ジマー・ブラッドリーの『アヴァロンの霧』シリーズも気になるんだけど、なかなか見かけないなぁ。

そういえば吉田先生の急逝で『トリ・ブラ』が未完になってからライトノベル系からは離れつつあったんですが、今更ながら友人から貸してもらって『涼宮ハルヒ』シリーズ読みました(スゲー遅い)。
一時期はザ・スニーカー購読してたのもあって、部分的には読んでいたんですが。(面白いとは思ってたんですが、次々出る文庫に財布がしり込みしました)(まじで)
ちりばめられた小ネタにニヤニヤしましたよ。「ネズミに花束~」とか明らかに笑っちゃいけないとこだけどニヤニヤした。
ていうか「高度に進歩した科学は魔法と区別がつかない」云々ってずっとアシモフだと思ってた。クラーク御大であったか。反省。
でも待て、するってーと『小悪魔アザゼルと18の物語』で「どこかの禿げたおっさんが~」とか言ってたのって自分のことじゃなかったんかい。どれだけ仲良かったんだ……。

by 7thdragon-sister | 2007-08-11 23:59 | 読書関連